子犬のトイレトレーニング

トイレトレーニングに必要なのは、時間・忍耐・一貫性・しっかりした監視の4つだけです。

これをふまえて、じっくりと根気よく子犬に寄り添い、対応してあげて下さい。



●排泄前行動を理解する

 においをかぐ、ぐるぐる回る→トイレに優しく誘導する。


●子犬が生理的に排泄をもよおす時

 朝起きた時・食事後15〜20分後・昼寝から起きた時・遊びの後・寝る前 

   →トイレに優しく誘導する。


●少なくとも月齢と同じ時間ごとに(例えば2ヶ月なら2時間おき、3ヶ月なら3時間おき)

  トイレに優しく誘導する。


●予測をしやすくするために、食事や遊びのスケジュールを一定にする。

  食事は高品質で消化の良い物を選ぶ。


●トイレの数を限定しない。


●トイレで排泄したら、すぐに言葉で褒めてご褒美(おやつ、遊びなど)を与える。


●排泄している時にコマンド(例:ワンツー、ワンツーなどのかけ声)を優しく言う。


●失敗は絶対に叱らない。

  トイレトレーニングにおいて叱る事は逆効果です。

  叱る事は犬にストレスを与え、飼い主との関係を損なわせ、隠れて排泄をするようになって

    しまいます。


●可能なら、じゅうたんやカーペットを一時的に取り除く。


●トイレの教え方やトイレの位置はいつも同じにして、頻繁に変えない。


●監視ができない時には失敗をさけるため、クレートに入れる、または自分の腰にリードを

   結びつけておく。


●シーツで遊ぶ子犬の場合は、焼き肉の網などをシーツの上に載せて防御すると同時に、

   興味を引くようなおもちゃを与える。



まだ小さな子犬は不安で一杯です。新しい家や家族が安心できる存在だと思えるように、

できるだけ快適な環境を作り、適度に触れ合ってあげて下さい。

しっかりとした信頼関係を築く事ができれば、他のしつけもスムーズに行えるでしょう。


2013年 9月


 ※上記は当院の方針であり、他院と異なる場合があります。ご了承下さい。

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